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世界最高峰のアウトドア映画祭であるバンフ・マウンテン・フィルムフェスティバル。毎年11月にカナダ・アルバータ州バンフで開催されるこの映画祭は、40年以上の歴史があります。世界中から応募された350本以上の作品のなかからグランプリおよび受賞作品が選出され、そのなかからさらに厳選された作品の数々がワールドツアーにて世界45ヵ国以上、55万人以上のアウトドアファンに見られています。世界中の山岳・アウトドア愛好家はもとより、広く一般の方々にも愛されているイベントです。

​上映会では、その中から今年2019年のワールドツアーの作品から選りすぐりの7作品をご覧いただきます。

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USA / 5分

制作:ティトン・グラビティ・リサーチ

Kai Jones(カイ・ジョーンズ)。アイダホ州ビクター出身、若干11才。この少年の名前を覚えておいて損はない。日本で言えばまだ小学生。一人で映画にも行けないような年齢である。しかし、いま最も有望な若手スキーヤーとして北米で注目の的となっている。9歳から出場した大会では数々の大会を総なめにし、国際フリースキー協会のビッグマウンテン大会で12歳以下の総合タイトルを獲得している。大人のトップスキーヤーと比べてもまったく遜色のないその滑りは、まさに次世代を担うフリースキーヤーあるいはビックマウンテンスキーヤーとしての風格すら感じさせられる。

NOTES FROM THE WALL, Sean Villanueva_2.J

Belgium / 34分

制作:ニコラ・ファブレス、ショーン・ヴィラヌエバ・オドリスコール、シーベ・ファンヘーエ、ギヨーム・リオン

最強のベルギー人クライマートリオ、Sean Villanueva O'Driscoll(ショーン・ヴィラヌエバ・オドリスコール)、Nicolas Favresse(ニコラ・ファブレス)、Siebe Vanhee(シーベ・ファンヘーエ)の3人が、パタゴニアで最も困難なルートの一つといわれるTorre Central(トーレ・セントラル)の東側にある高さ1200メートルの垂直壁「El Regalo de Mwono(エル・レガーロ・デ・ムウォーノ)」に世界初のフリークライミングで挑戦する。15日間分の食料を携え、必死に壁に張り付きながら登っていく。パタゴニアの天候は非情なほどに変わりやすい。風が吹き荒れ雪が襲い体温を奪っていく。氷のひび割れがフリークライミングをさらに困難にする。天候が悪く登れない日が続き、食料が底をついていく。そんな状況にも関わらず3人の目は常に頂上に向けられ、その苦行を楽しんでいるかのようだ。果たして彼らは登頂できるのか・・・?

 Canada / 39分

制作:グランド・ボールドウィン、ジェン・ラステマイヤー

写真家で冒険家のMartina Halik(マルティナ・ハリク)は60才になる救急救命士で冒険家の母を誘い、カナダのブリティッシュコロンビア州のコーストマウンテンを、カナダからアラスカまで山の中をスキートレッキングでトラバースする計画を持ち掛ける。その工程約2300キロ。ほぼ北海道から九州に匹敵する距離である。しかも道のない雪の中で山を登り、スキーで滑りながらおよそ6カ月の期間をかけて旅をする。何もない雪の荒野では猛吹雪に襲われ、食料も尽きていく過酷な旅。しかし、悠久の昔から変わらないであろう壮大な大地が広がる美しい風景や、氷河が作り上げた荘厳な氷のドームが彼女たちの疲れた心と体を癒してくれる。

 

GRIZZLY COUNTRY_Ben Moon_06 - low res fo

USA / 12分

制作:ディレクター:ベン・ムーン プロデューサー:シャノン・エスリッジ&アニー・ニュボー

イエローストーン国立公園は世界で初めて国立公園として誕生し、世界遺産にも登録されている。ワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州にまたがり、面積は四国の約半分という広大な公園は北米随一の野生動物の宝庫となっている。

作家であり自然主義者でもあるDoug Peacock(ダグ・ピーコック)は、ベトナム戦争で傷ついた心を癒すべく一人でグリズリーベアを見にワイオミングとモンタナの荒野の中で数年の歳月を過ごした。このイエローストーン公園の野生に満ちたグリズリーベアとの出会いが彼の人生を変えることになる。1970年代、グリズリーベアは激減しており絶滅の危機に瀕していたのだ。

必死の保護活動により絶滅危惧種に分類され、現在では約700頭まで回復してきた。しかし、保護活動に終わりはない。気候変動などの影響によるグリズリーベアの食糧源の減少や、密猟、道路交通など人間による脅威に晒されているのだ。

For The Love Of Mary_Simon Perkins - res

USA / 6分

制作:サイモン・パーキンス、カーク・ホートン

ニューハンプシャー州のマウントワシントンロードレースは標高差1400メートル、7.6マイル(約12キロ)を駆け上がる過酷なレースである。このレースに毎年参加する御年97才になるお爺さんがいる。もちろん最高齢参加者である。しかもペースメーカー所持者でもある。そんな彼のトレードマークは見るからに古いグリーンのランニングショーツだ。そのランニングショーツは彼にとってラッキーアイテムである。なぜなら、彼の最愛の妻メアリーがプレゼントしてくれたショーツだから。そんな妻も今はいない。彼は、彼女との思い出を胸に走り続けている。はあはあと喘ぐように息を漏らしながら一歩一歩、力強く進んでいく。

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USA / 7分

制作:ジョン・ロドスキー

波を裏側から見たことがあるだろうか?

Ben Thouard(ベン・サワード)はタヒチをベースに波やサーフィンを撮り続けている世界でもトップレベルのサーフフォトグラファーである。南フランスで生まれた彼は、船乗りの父親のもと海の全てを教えてもらい、年上の兄弟の影響を受けてサーフィンや海に関わりあうスポーツに没頭するのに時間はかからなかった。15歳で写真と出会ったかれはパリの写真学校で勉強し、サーフィンの写真を撮り始めるようになる。そして、自分の求める波とその風景のイメージを求め世界中を旅しタヒチに行き着いた。

タヒチの美しく透明度の高い波の裏側からは、波の壁がキャンパスであるかのように波に乗るサーファーの影や美しいビーチが描き出される。波が崩れ海の中を機械のように規則正しく綺麗に巻いていく様子が見て取れる。地球であり地球ではないような新たな一面を切り取った映像に魅了される。

Canada / 15分

制作:ダーシー・テネシー・テュレンヌ

カナダのブリティッシュコロンビア州の裏庭でその歴史は始まった。マウンテンバイクの存在がまだベールに包まれ、その存在意義を、その価値を存分に発揮できていない時代。しかし、数人のマウンテンバイカーがその可能性を花開かせる。狂気の渦に引き寄せられるように集まったライダー達が、次々と崖のような急斜面を落ちるように乗り、森の中には試行錯誤した様々なトレイルが出来上がり、危険を顧みず疾走していく。皆がその挑戦に夢中になり、クラッシュして怪我をしても、まるで少年のように笑顔で何度も何度も繰り返しトライしていく。この作品はフリーライドマウンテンバイクの誕生を収めた貴重なフィルムである。

写真をクリックするとそれぞれの作品の予告編をご覧いただけます。